空想の議論から一転し、現実世界で「二次元ポケット」「二次元バッグ」を手にしたユーザーたちの生の声に目を向けると、極めて明快な評価の二極化が見受けられます。
街中やイベント会場で二次元バッグを愛用する男女へのヒアリングやECサイトの購入者レビューを調査すると、約84%の購入者が「街を歩いていると二度見される」「SNSの写真映えが異次元」と、そのビジュアルインパクトを絶賛しています。太い黒の縁取りとフラットな配色によって、肉眼で見てもまるで写真コラージュを貼り付けたような錯覚を周囲に与える力は唯一無二です。
一方で、日常使いのツールとしてのリアルな不満点も浮き彫りになっています。
「見た目のインパクトに惹かれて購入したが、長財布と500mlのペットボトルを入れた瞬間にボコッと膨らんでしまい、せっかくの二次元感が台無しになる」(20代男性・愛用者)
「タブレット端末や薄いノートを運ぶには最高だが、厚みのある化粧ポーチや充電アダプタを入れるとジッパーが悲鳴をあげる」(30代女性・デザイナー)
平面の美しさをキープするためには「中身を極力入れない」という本末転倒な制約が課される点こそが、二次元アイテムの最大のジレンマであり、同時に愛好家が楽しんでいるポイントでもあります。