高画質ストリーミング時代の到来により、YouTubeやNetflixなどのプラットフォームを通じて当時のJ-POPミュージックビデオが世界中で再び脚光を浴びている。スマートフォンや大画面モニターで過去の作品を鑑賞した若者や海外の音楽ファンからは、その先進的な表現に驚きと感嘆の声が上がる。
デジタル加工に頼り切らない実写撮影の重厚感や、フィルム特有の粒子感を生かした構図。数十年の時を経てもなお色あせないその映像は、現代のデジタルネイティブなクリエイターたちにとっても格好のバイブルとなっている。ミュージックビデオが音楽の付属物ではなく、独立したアートワークとして成立していた証拠がそこにある。