Q1:治療を5年間続けたら、二度と花粉症の薬を飲まなくてよくなりますか?
A1:完全に薬が不要となる「完全寛解」に達する人は全体の約2〜3割です。残りの約5〜6割の人は「以前と比べて症状が大幅に軽くなり、市販薬や点鼻薬をたまに使う程度で快適に過ごせる」という状態になります。薬の服用量を大幅に減らせるものの、一切不要になると断言できるわけではない点を理解しておく必要があります。
Q2:舌下免疫療法を途中でやめた場合、効果はどのくらいで消えてしまいますか?
A2:治療期間が1年未満で中断した場合は数ヶ月から翌シーズンには元の症状に戻ってしまうことが多いです。一方、3年以上継続した後に中止した場合は、中断後も5〜10年程度にわたってアレルギー症状の抑制効果が維持されることが臨床研究で分かっています。
Q3:スギ花粉症とダニアレルギーの両方を同時に舌下免疫療法で治療できますか?
A3:シダキュアとミティキュアを併用する「2剤同時治療」は保険診療で認められています。ただし、安全性を考慮して通常はどちらか一方を先に開始し、副作用がないことを確認した上で1〜2ヶ月以上の間隔を空けて2剤目を追加します。毎日の服薬タイミングも朝と夜に分けるなどの配慮が必要です。