冬が過ぎた後、摩耗した冬タイヤをそのまま「夏場に履き潰す」ドライバーが散見されるが、これは極めて危険な落とし穴だ。国土交通省は近年、冬用タイヤの不適切使用や過度な摩耗状態での運行が引き起こす路上立ち往生事故に対し、強い警戒感を表明している。また、地域によっては降雪時の滑り止め措置義務違反に対して反則金が科されるなど、規制も厳格化されている。
冬タイヤを雨の日の夏道で使うと、ゴムの柔らかさが仇となり、排水性が追いつかず濡れた路面での制動距離が大幅に伸びる。事故リスクに直結するこの落とし穴は、交通安全の観点からも絶対に避けるべきだ。コスト節約のつもりが、一瞬のハイドロプレーニング現象で愛車を全損させる事態になりかねない。