小泉家の歴史を語る上で欠かせないのが、三男・宮本佳長(よしなが)氏の存在です。両親が離婚した当時、佳代子さんのお腹には新しい命が宿っていました。離婚後に生まれた佳長氏は母の手ひとつで育てられ、小泉家とは一切の接触を絶たれたまま成長しました。
学生時代、佳長氏が純一郎氏との面会を求めたものの、政治的な事情や家族の取り決めから拒まれるなど、冷徹な現実が立ちはだかりました。しかし、父・純一郎氏が政界を引退した2008年を機に、状況は大きく好転します。純一郎氏が「身を引いた今なら、子どもたちを会わせることができる」と判断し、ついに小泉三兄弟の再会が実現したのです。
初めて顔を合わせた三男に対し、長男の孝太郎さんと次男の進次郎さんは一切の隔たりなく「よく来てくれた」と温かく迎え入れました。現在では三男の結婚式に純一郎氏や兄弟全員が出席するなど、定期的に集まるほど良好な関係を築いています。現在の小泉家の家族構成は、過去の断絶を乗り越え、確かな血の繋がりによって結び直された新しい家族の形を体現しています。