なぜ「若さはプラズマ」?サンバルカン名曲の歌詞に隠された衝撃の元ネタとは

なぜ「若さはプラズマ」?サンバルカン名曲の歌詞に隠された衝撃の元ネタとは

なぜ「若さはプラズマ」?サンバルカン名曲の歌詞に隠された衝撃の元ネタとはの真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

『若さはプラズマ』というタイトルを初めて目にした際、多くの人が抱く「なぜ若さがプラズマなのか?」という疑問。その元ネタと背景には、1980年代初頭の時代背景と作品設定が深く関係しています。

『太陽戦隊サンバルカン』は、歴代スーパー戦隊の中でも唯一「前作(電子戦隊デンジマン)の世界観を直接継承した続編的立ち位置」を持ち、さらにシリーズ史上初にして唯一の「初期メンバー3人構成(陸・海・空)」を採用した意欲作でした。作品の基本モチーフは「太陽エネルギー」。1970年代の石油危機を経て、次世代のクリーンかつ無限の動力源として太陽光や核融合エネルギーへの社会的期待が最高潮に達していた時代です。

太陽の主成分であり、超高温下で原子核と電子が電離して激しく運動する「プラズマ状態」は、まさに太陽そのものの活動原理。名作詞家・山川啓介氏は、この物理現象を「制御不能なほど熱く、絶えず流動し、無限の可能性を秘めた若者たちの生命力」のメタファーとして見事に転換させました。

若さはプラズマの歌詞を紐解くと、冒頭から印象的なフレーズが並びます。

「一人より 二人がいいさ 二人より 三人がいい」
「太陽が燃えているかぎり 若さはプラズマ 燃えつづけるんだ」

ここで歌われている若さはプラズマの意味とは、単なる勢い任せの若さの誇示ではありません。孤独な一個人が仲間と出会い、2人、3人と結束することで熱量が爆発的に増幅し、太陽のように尽きることのないエネルギーを生み出すという「連帯のダイナミズム」を描き出しています。科学用語を詩情豊かに昇華させた山川啓介氏の手腕が光る名詩です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。