路線図の東端に位置する「綾瀬〜北綾瀬」間は、長年にわたり3両編成の専用電車が往復するだけの通称「北綾瀬支線」として扱われてきました。しかし、駅周辺の人口急増と利用者の強い要望を受け、2019年春にホーム10両化延伸工事が完了。現在では代々木上原方面への直通列車が多数設定されています。
そもそも北綾瀬支線 直通運転 理由の根底にあったのは、綾瀬車両基地への引き込み線を旅客化したという生い立ちによる設備的制約でした。10両編成が停車できないホーム長であったため、長らく乗り換えを強いられていた経緯があります。しかし、環七通りを跨ぐ大規模な土木改良と駅舎改築を断行したことで、10両編成の都心直通が実現。これにより、北綾瀬駅周辺は「大手町まで直通約30分で座れる始発駅」へと変貌を遂げ、不動産市場でも高い人気を集めるエリアとなりました。
一方で、現場の利用者の間では毎朝シビアな駆け引きが繰り広げられています。それが「綾瀬駅始発」をめぐる座席獲得の攻防です。
綾瀬駅 始発 時刻表を精査すると、朝のピーク時間帯(7時台〜8時台前半)には、常磐線各駅停車から直通してくる満員列車と、綾瀬駅の中線(2・3番線)から発車する「当駅始発列車」が交互に近いダイヤで運行されています。長年、綾瀬駅利用者の特権であった「1本待てば座れる始発」ですが、北綾瀬からの直通列車が増発されたことで、綾瀬始発の純粋な本数は以前より絞られました。SNSや現場利用者の生の声でも、次のようなリアルな証言が散見されます。
「常磐線直通の電車は松戸・柏からの乗客で綾瀬到着時点でほぼ肩が触れ合う状態。始発を狙うなら最低でも発車の12〜15分前には中線ホームの整列乗車列に並ばないと座席は確保できない」(綾瀬駅利用・30代IT勤務)
北綾瀬から乗るか、綾瀬の中線始発を狙うか。確実に着席通勤を勝ち取るためには、駅の電光掲示板に表示される「当駅始発」のマークと発車番線を正確に見極める戦略的行動が求められます。