現在のように無制限のメモリが存在しなかったファミリーコンピュータの時代、完全な乱数によって毎度カード配置を生成することはハードウェア性能上、非常に大きな負担であった。容量の限界と戦うなかで開発チームが導き出した解が、「あらかじめ厳選した8個の固定配列を用意し、内部カウンターで呼び出す」という手法だ。
プログラミング上の制限から生まれたこの仕様が、数十年後にゲーマーたちの解析対象となり、一つの攻略カルチャーとして開花したのは実に興味深い。制限があるからこそ生まれたアイデアが、作品の寿命を半永久的なものへと高めたのである。