産婦人科で「切迫流産」と診断されると、頭が真っ白になってしまう妊婦さんも多いはずです。しかし、まずは言葉の正しい定義を把握し、冷静に対処することが求められます。
最大の違いは「胎児の生命兆候(心拍)の有無」です。通常の流産は、胎児がお腹の中で亡くなってしまい、妊娠の継続が不可能になった状態を指します。これに対し、切迫流産は出血や下腹部痛、子宮収縮などのトラブルが生じているものの、胎児は子宮内に留まり、心拍もしっかり確認できている「妊娠継続の可能性が十分にある状態」です。
また、妊娠の時期によって呼び名が分かれます。切迫流産と切迫早産の違いは妊娠週数の基準にあります。妊娠22週未満で起こるトラブルを「切迫流産」、妊娠22週0日〜36週6日までに起こる早産の危険がある状態を「切迫早産」と分類します。いずれも早期発見と適切な管理が何より重要となります。