NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条義時を熱演し、日本人の深層心理に迫る人間ドラマを演じ切った経験は、彼のプロデュース観に決定的な影響を与えた。日本の誇る文化資質である時代劇を、いかに海外の観客へ届けるかという課題だ。
本格派の殺陣や時代考証の技術を継承しつつ、現代的なテンポ感と高精細な映像美を融合させる新プロジェクトが始動している。伝統芸能や職人たちの技術を守りながら、世界レベルのエンターテインメントへと昇華させる。大河ドラマで培った緻密な役作りの哲学は、今や作品全体のクリエイティブディレクションへと波及している。