清水桜が丘高校を語る上で欠かせないのが、学校統合の経緯です。同校は1922年に創立された伝統校「静岡市立清水商業高等学校」と、1980年創立の「静岡県立庵原高等学校」が再編統合し、2013年4月に開校しました。
かつての清水商業は、高校サッカー選手権優勝3回、総体優勝4回を数え、名将・大滝雅良監督のもとで数多の日本代表選手やJリーガーを輩出した「サッカー王国・静岡」の象徴でした。しかし、少子化の進展と高校再編計画の中で、庵原高校の普通教育のノウハウと清商の高度な実務教育・スポーツ文化を一本化する抜本的な改革が断行されました。
現在地は旧清水商業高校の敷地(静岡市清水区桜が丘町7-15)に置かれ、近代的な校舎と人工芝グラウンドを備えた教育環境へと生まれ変わりました。校訓には「つながる学び×つかえる学び」を掲げ、単なる知識のインプットにとどまらず、地域社会の課題解決やビジネスの実社会で生きる実践的な人間力の育成に力を注いでいます。
近年では静岡市内の公立学校再編に関する長期構想など教育環境を取り巻く議論も報じられていますが、清商時代から続く地域との深い絆と「自主自律」の精神は、同校の揺るぎない土台となっています。