今でこそ「憧れの母」「育児の達人」として絶大な信頼を集める辻さんですが、かつては投稿するたびに激しい批判を浴びる「炎上の女王」でした。当時の辻希美炎上理由を振り返ると、現代の価値観では首を傾げざるを得ない些細な事象がほとんどです。
ウインナーにリボンを巻いただけで「不衛生」「手抜き」と叩かれ、通夜や葬儀に参列した際の服装やアクセサリーの選び方に猛烈なバッシングが集中しました。流しそうめんにプチトマトを流した、イチゴに練乳をかけた、赤ちゃんを連れて外出をした――ネット掲示板には連日何千件もの罵詈雑言が書き込まれ、彼女の一挙手一投足が監視される異常事態が何年も続いたのです。
自著の手記や過去のテレビ特番インタビューにおいて、辻さんは「朝起きるのが怖かった」「何を書けば怒られないのか分からなかった」と当時の過酷な精神状態を吐露しています。しかし、彼女は逃げ出さず、コメント欄を閉鎖することはあってもブログの更新そのものを止めませんでした。
風向きが劇的に変わった辻希美好感度急上昇の理由は、かつて彼女を批判していた同世代の女性たちが、自ら結婚・出産を経験したことにあります。実際に育児の現場に立った女性たちが「朝からキャラ弁を作り、4人の子どもを育て、掃除機をかけ、仕事までこなすことの異常な難しさ」を身をもって知ったのです。
「辻ちゃんを叩いていたけれど、自分には到底真似できない」「手抜きどころか超人だった」という反省と敬意の声がSNS上で一気に拡散。さらに2019年に開設された辻ちゃんネルYouTubeによって、汗だくで夕飯を作る飾らないノーカット映像が配信されると、疑念は完全な称賛へと塗り替えられました。