テレビ番組のロケやスタジオ収録で、照英が感極まって涙を流す光景はもはや名物とも言えます。一部では「演出ではないか」と勘ぐる声が上がったこともありましたが、共演者や番組スタッフが一様に口を揃えるのは、「照英の涙は100%混じり気のない本物」という事実です。
彼がこれほどまでに感情を素直に表出させる背景には、学生時代に培ったアスリート精神と愚直なまでの誠実さがあります。東海大学時代には陸上競技のやり投選手として活躍し、日本学生選手権(インカレ)で準優勝を果たすなど、トップアスリートとして過酷な練習と挫折を経験してきました。限界まで自分を追い込み、他者の努力の尊さを肌身で知っているからこそ、人が懸命に生きる姿や優しさに直面した際、胸の奥底から感情が突き動かされるのです。
1998年に『星獣戦隊ギンガマン』のギンガブルー(ゴウキ)役で俳優デビューを果たした際も、優しくて力持ちという役柄が本人のパーソナリティと見事に合致していました。筋肉質な熱血タレントというパブリックイメージの裏側には、他人の痛みに誰よりも敏感な感受性が息づいています。