夜間や休日に印紙が必要になった際、身近なセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニエンスストアを第一候補に挙げる方は多いでしょう。しかし、コンビニと郵便局のゆうゆう窓口の間には、越えられない取扱券種の絶対的な壁が存在します。
現在、日本で発行されている収入印紙は、1円から10万円まで全31種類が存在します。しかし、民間商業施設であるコンビニエンスストアは、売上代金受取書(領収書)で最も頻繁に用いられる200円券のみをレジ奥に常備しているケースが全体の9割以上を占めます。400円券や600円券を例外的に置く店舗はごく稀に存在するものの、不動産売買契約書、建築請負契約書、多額の消費貸借契約書などで求められる数千円から数万円単位の券種は、防犯面や資金滞留リスクの観点からコンビニには一切置かれていません。
対するゆうゆう窓口は郵便局の正規取扱窓口であるため、法令上規定された全券種を取り扱う権能を持っています。5,000円、1万円、2万円、あるいは最高額面である10万円券といった高額券を時間外に入手したい場合、選択肢は実質的にゆうゆう窓口一択となります。
ただし、ここでも現場ならではの現実があります。大規模局であっても、2万円以上の高額券は日中の金庫管理から厳格な夜間保管体制へと移行するため、窓口の即時出納分として潤沢に在庫されていない事例が散見されます。数枚なら即対応できても、10万円券を5枚といったまとまった調達を夜間に行う場合は、事前に電話連絡を入れて郵便窓口に在庫確認を依頼するのが確実な自衛策です。