今回のような手口は、セキュリティ業界で「寄生SEO(Parasite SEO)」や「ドメインハッキング」と呼ばれる常套手段です。
大手企業が保有するドメインは、長年の運用実績によって検索エンジンから極めて高い信頼(ドメインオーソリティ)を得ています。悪質な海外ギャンブルプロバイダーやアフィリエイト業者は、自前の新規サイトでは検索上位に表示できないため、セキュリティ管理が甘い大手企業のサブディレクトリや社内向けステージング環境をハッキングし、勝手にランディングページを量産します。
これにより、検索結果の上位に「信頼できそうな企業ドメイン」を偽装した違法カジノの入り口が出現します。ユーザーが「有名企業の関連ページだろう」と油断してリンクを踏むと、瞬時に海外のリダイレクトサーバーを経由させられ、タイ語や英語で構成された危険なバカラ登録サイトへ飛ばされる仕組みです。