二人の接点が生まれたのは、フジテレビ系の伝説的番組『プロ野球ニュース』をはじめとするスポーツ報道の現場だった。グラウンドで取材を重ねるインタビュアーと、読売ジャイアンツの看板選手として注目を集めていた若きスラッガー。互いにプロとしての仕事ぶりを認め合う中で、自然と距離が縮まっていった。
2005年、二人は結婚を発表。当時、球界屈指のスター選手と人気アナウンサーのゴールインは、スポーツ紙の一面を大きく飾った。しかし結婚後、用稲千春は仕事をセーブし、生活の軸を完全に夫のサポートへとシフトさせていく。過酷なペナントレースを戦う夫の体調管理、栄養バランスを徹底した食事、そして敗戦の夜も変わらぬ笑顔で迎える家庭環境づくり。彼女の徹底した覚悟がそこにあった。