鹿の湯の魅力を満喫した後は、歩いて散策できる那須湯本温泉の史跡巡りが最適です。湯小屋の裏手から緩やかな坂道を数分登ると、九尾の狐伝説で全国的に有名な那須 殺生石の景勝地に到着します。
2026年春に巨石が真っ二つに割れたことで大きな話題を呼んだ殺生石一帯は、現在も亜硫酸ガスや硫化水素ガスが噴出する草木一本生えない岩場が広がり、那須の火山の威容を肌で体感できます。歩道が整備されており、千体地蔵や温泉神社への参拝ルートとしても親しまれています。
湯上がりに立ち寄りたいのが、温泉神社近くの展望広場や、湯本温泉街に点在する無料の足湯「こんばの湯」です。鹿の湯で強烈な熱湯と向き合った後の火照った体を、標高約850メートルの心地よい高原の風がクールダウンしてくれます。胃腸に優しい地元名物のすいとんや温泉まんじゅうを味わいながら、のんびりと過ごす時間こそが、那須湯本ならではの贅沢な滞在スタイルです。