これまで日本のタイ料理といえば、バンコクを中心とする中央部のマイルドな甘辛さが主流でした。しかし、今年最も熱い視線を浴びているのは、タイ東北部「イサーン地方」や北部「チェンマイ」のディープな郷土料理です。
青パパイヤのサラダ「ソムタム」ひとつとっても、生の小ガニや発酵魚(プラーラー)をふんだんに使った強烈な旨味と激辛さが特徴の「ソムタム・プラーラー」を買い求める客が後を絶ちません。また、ハーブと挽肉を和えた「ラープ」も、豚や鶏だけでなく、鴨肉や新鮮な魚介を使ったマニアックなバリエーションが人気を博しています。洗練された都会のレストランで、現地そのままの野性味あふれるスパイスワークを楽しむスタイルが定着しています。