「本当は朝まで店を開けたい。でもスタッフが集まらないし、光熱費もバカにならない」——。都内で人気ラーメン店を営む店主は、苦渋の胸の内をそう明かす。深夜時間帯のバイト時給は上昇の一途をたどっており、深夜割増賃金と売上のバランスを取るのは容易ではない。
それでも深夜に暖簾を掲げ続ける理由は、昼間にはない圧倒的な利益率とリピート率にあるという。締めの一杯を求める客は、トッピングやサイドメニュー、アルコールを注文する割合が高く、客単価が跳ね上がる。店側にとっては厳しいコスト増に耐えながらも、深夜営業を死守する価値が十分にあるのだ。