今回の記者会見の壇上に上がったのは、港浩一社長をはじめとする最高幹部たちだ。会見冒頭で頭を下げた幹部陣に対し、詰めかけた100名を超える報道陣からは矢継ぎ早に質問が浴びせられた。納得のいく具体的な解答が得られない場面では、会場に緊迫した静寂と激しい怒号が交錯した。
これほどまでに質疑応答が長引いている背景には、単なる一企業の不祥事対応という枠組みを超え、社会インフラとしてのマスメディアの信頼そのものが揺らいでいる点がある。逃げ姿勢を見せれば更なる批判を呼ぶため、経営陣としても安易に幕引きを図れない台所事情が透けて見える。