では、なぜ紙のカレンダーは頑なに日曜日を先頭に配置し続けるのか。その起源は数千年前の古代バビロニアや猶太・キリスト教の天地創造神話にまでさかのぼる。
旧約聖書の「創世記」において、神は6日間で世界を創造し、7日目に休息を取ったとされる。ユダヤ教ではこの7日目(安息日)が土曜日であり、週の最初の日は日曜日であった。キリスト教においても、イエス・キリストの復活を記念する「主の日」として日曜日が特別な意味を持ち、週の起点として扱われてきた。明治時代、日本が西洋の太陽暦(グレゴリオ暦)を導入した際、この宗教的背景を持つ英米式の「日曜始まり」カレンダーがそのまま輸入され、印刷物として定着した歴史がある。