公表されている高い就職決定率。その数字を額面通りに受け取っていいのか。取材班がまずメスを入れたのは、進路決定データの精査と卒業生の追跡調査だった。
判明したのは、単に「就職できた学生の割合」を誇示しているのではないという事実だ。佐賀女子短期大学が打ち出した新カリキュラムでは、従来の枠組みを解体し、産業界が喉から手が出るほど求めている実務能力を短期間で叩き込む構成へシフトしていた。形骸化した座学を削ぎ落とし、現場直結型の演習へ差し替える。キャリアデザイン学を核に据えた教育プログラムが、企業側の評価を根本から塗り替えていたのだ。
「昔ながらの事務職採用を待つ姿勢では、学生の未来を拓けない」。キャリア支援の最前線に立つ職員は、率直に語った。地元有力企業との密接なパイプラインを再構築し、インターンシップを単位認定以上の「採用直結型プログラム」へと昇華させたことが、揺るぎない内定実績の裏付けとなっている。