「庭や畑のスペースがない」という都市部在住者でも、深さ15〜20cm程度の標準的なプランターさえあれば、わずか1カ月前後で自家製野菜の収穫を味わえます。10月に植える野菜プランター栽培として、特に再現性が高く失敗が少ない厳選品種を解説します。
筆頭に挙げられるのがホウレンソウ栽培方法の王道アプローチです。ホウレンソウは冷涼な気候を好み、発芽適温は15〜20℃前後。10月中旬までに筋まきを行い、本葉が2〜3枚出た段階で株間を3〜5cmに間引くだけで、11月下旬から12月にかけて肉厚な葉がぎっしりと茂ります。市販の培養土に少量の苦土石灰を混ぜて酸度を中和(pH6.5〜7.0)させておくことが、黄色化を防ぐ唯一の要訣です。
さらに手軽さを極めるなら、収穫まで約20〜30日という驚異的なスピードを誇るラディッシュ(二十日大根)や、プランターの端で手軽に育つリーフレタス、シュンギクが最適です。農業屋の技術指導データでも「初心者が最初に成功体験を得るための鉄板品種」として太鼓判を押されており、虫がつきにくいキク科のシュンギクやレタスは、混植(コンパニオンプランツ)としても抜群の相性を発揮します。