ここでは、実務で即座に使える具体的な操作手順を3つのパターンに分けて解説します。
手順1:PDFをアイコン表示で埋め込むやり方(配布・添付用)
書類内にPDFファイル丸ごとをパッケージ化して添付し、読者がダブルクリックで開けるようにする手順です。
- Wordのメニューバーから「挿入」タブをクリック。
- 「テキスト」グループ内にある「オブジェクト」(四角いアイコン)をクリック。
- 「オブジェクトの挿入」ダイアログが表示されたら、「ファイルから」タブを選択。
- 「参照」ボタンから埋め込みたいPDFファイルを選択する。
- 右側にある「アイコンで表示」にチェックを入れる。
- 「アイコンの変更」から表示名やアイコンデザインを調整し、「OK」をクリック。
これで紙面上にはスッキリとしたAdobe Acrobat等のアイコンが表示され、クリック一つで外部ビューアーから全ページを閲覧できるようになります。
手順2:クラウド連携によるPDFリンク挿入方法(ファイル容量の軽量化)
大容量PDFをWord内に直接埋め込むと、Wordファイル自体の動作が重くなり、メール送信時にエラーを引き起こすリスクがあります。これを回避する現代的な標準手法が「クラウドストレージのハイパーリンク挿入」です。
- 対象のPDFをOneDriveまたはSharePointにアップロードする。
- ファイルの「リンクをコピー」を選択し、閲覧権限(組織内のみ、リンクを知る全員など)を適切に設定。
- Word上でリンクを設定したい文字列(例:「〇〇仕様書(PDF)はこちら」)を選択。
- 「挿入」タブの「リンク」をクリックし、コピーしたURLを貼り付ける。
手順3:Microsoft 365 WordによるPDF直接変換・編集のやり方
「紙ベースでスキャンしたPDFの文面を一部修正して再利用したい」という場合は、Wordのインポート機能を活用します。
- Wordを起動し、「ファイル」>「開く」を選択。
- ファイル選択画面で対象のPDFファイルを選択し「開く」をクリック。
- 「PDFから編集可能なWord文書に変換します。元のPDFとまったく同じ表示にはならない場合があります」という通知メッセージが出るので「OK」を押す。
AI OCRおよびリフローレイアウト変換が瞬時に実行され、テキストデータとして直接編集可能な状態になります。