今年花が咲かなかった株であっても、適切に手入れを修正すれば翌年には目を見張るような花弁を展開してくれます。開花サイクルを取り戻すための紫陽花 育て方 詳細まとめとして、実践すべき年間リカバリースケジュールを以下に整理します。
【7月〜8月:剪定の最終ラインと花芽形成のスタート】
咲かなかった株であっても、徒長しすぎた枝があれば7月中旬までに整理します。ただし、花芽の分化が始まる8月以降は、いかなるハサミ入れも停止してください。夏場は水切れを起こしやすいため、鉢植えは1日2回、庭植えも極端な日照りが続く際は朝夕にたっぷりと冠水します。
【9月〜10月:充実期とお礼肥(リン酸補給)】
枝の先端内部で花芽が育つ最も重要な時期です。ここでチッソ過多の肥料を与えると花芽が壊死して葉芽に逆戻りするため、骨粉や微粉ハイポネックスなど「リン酸・カリ」が強化された肥料を規定量施します。半日陰でしっかり光合成をさせ、枝を太らせてください。
【11月〜2月:完全休眠と寒風・乾燥対策】
落葉して茶色い枝だけになりますが、植物は生きています。先端についている丸みを帯びた硬い芽が、翌年咲く「花芽」です。この時期に冷たい北風や霜に直撃されると花芽が凍害で枯死するため、寒冷地では不織布を巻くか、鉢植えを風当たりの少ない軒下へ避難させます。鉢植えの土がカラカラに乾かないよう、数日に1回は午前中に水を与えてください。植え替えを行う場合はこの休眠期が最適です。
【3月〜5月:芽吹きと春の追肥】
春の訪れとともに、枝先の花芽が割れて鮮やかな若葉が展開します。新芽が力強く成長できるよう、緩効性の固形肥料を株元に施します。蕾が見え始める5月には水分の要求量が跳ね上がるため、水切れを起こさないよう潤沢な給水を維持してください。