香箱ガニは水揚げされる地域によって呼び名が変わります。石川県では「香箱ガニ」、福井県では「セイコガニ」、山陰・兵庫・京都北部では「セコガニ」や「コッペガニ」と呼ばれますが、いずれもズワイガニの雌(標準和名:ズワイガニ)という同一の生物です。
生物学的な種が同じであるため、茹で時間や塩分濃度の基本法則に地域差による違いはありません。ただし、個体の重さによって火入れ時間を微調整する必要があります。
標準的な150g〜200g前後の個体であれば「再沸騰後15分」、250gを超える大ぶりな特選サイズであれば「再沸騰後18分」がベストです。雄の大型ズワイガニ(800g〜1kg超)が20〜25分以上の茹で時間を要するのに対し、雌ガニは甲羅が薄く熱が通りやすいため、長時間の茹ですぎは内子のパサつきに直結します。