自己のパターンを客観的に認識することは、あらゆる心理的改善の第一歩です。成人の愛着障害研究や臨床評価尺度(ECR-Rなど)の基本指標をベースに、日本人の対人コミュニケーションの文脈に合わせて再構成した愛着障害の自己診断チェックリスト、および愛着スタイル診断テスト最新版を提示します。
以下の10項目について、直近のパートナーシップや親しい人間関係を振り返り、当てはまる数を確認してください。
- パートナーからのLINEの返信が数時間途絶えると、嫌われたのではないかと強い不安や焦燥感に襲われる。
- 相手の表情や言葉のトーンが少しでも冷たく感じられると、「何か怒らせることをしたのではないか」と頭から離れなくなる。
- 愛されている証拠を確認したくて、わざと「別れよう」「冷たいね」などと相手を困らせる発言をしてしまう。
- 相手の好みに合わせるあまり、自分の趣味や意見、友人関係を平気で後回しにしてしまう。
- パートナーに本音を打ち明けると、重いと思われて捨てられるのではないかという恐怖が常にある。
- 相手が自分以外の知人や仕事と楽しそうに過ごしていると、激しい嫉妬や疎外感を覚える。
- 「自分には根本的に愛される価値がない」という無価値感が心の底にこびりついている。
- 一度不安のスイッチが入ると感情のコントロールが効かなくなり、電話を何十回もかけたり長文を送りつけたりする。
- 自分を雑に扱う相手や冷淡な相手ほど、なぜか執着して追いかけてしまう傾向がある。
- 相手と一緒にいるときは強い安心感に満たされるが、離れた瞬間に激しい寂しさと不安が押し寄せてくる。
【判定基準の目安】
・0〜2個:安定型の傾向が強く、対人関係において健全な自立と相互依存が確立できています。
・3〜5個:軽度の不安型傾向。疲労やストレスが蓄積した際に、対人不安が表面化しやすい状態です。
・6〜8個:明確な不安型愛着スタイル。親密な関係において自滅行動や強い精神的苦痛を抱えやすいリスクがあります。
・9〜10個:重度の不安型(または恐れ・回避型)の可能性。愛着不安が日常生活や精神の安定を大きく損なっており、専門的なアプローチや体系的な行動修正が必要です。