動物病院を利用する上で、飼い主が最も陥りやすい落とし穴が「すべての動物病院が24時間、あらゆる病気や大怪我に対応できるわけではない」という現実への理解不足です。ネットの掲示板等で「夜間に連絡がつかなかった」といった不満が書き込まれるケースがありますが、これは一次診療施設と夜間救急専門病院の役割分担に関する誤解から生じています。
彩の森動物病院は、日常的な健康管理、ワクチン接種、避妊・去勢手術、一般的な内科・外科疾患を担う「かかりつけ医」です。したがって、深夜帯の急変に対応する専門の夜間救急設備や当直スタッフを24時間常駐させているわけではありません。
万が一、深夜に愛犬や愛猫の容態が急変した場合は、地域の動物救急医療センター(埼玉動物医療センターや近隣の24時間対応夜間救急病院)へ直行する必要があります。同院でも、自院の対応可能範囲を超えた複雑な骨折、高度な腫瘍外科、MRI検査が必要な神経疾患などについては、大学病院や専門の二次診療機関への紹介状を速やかに発行する連携体制をとっています。「日常のケアは彩の森動物病院で、万一の夜間緊急時は提携救急病院へ」という役割分担をあらかじめ頭に入れておくことが、危機管理の鉄則です。