ウェブ上のガイド記事において最も誤解が生じやすいのが、宝台樹スキー場の初心者コース難易度です。「緩斜面が多く初心者安心」と紹介されるケースが散見されますが、ゲレンデ構造を厳密に分析すると見落としてはならない盲点が存在します。
確かにベース正面の「ファミリーゲレンデ」は平均斜度8〜10度と極めて緩やかで、初めて板を履く人でも安全に練習できます。しかし問題は、「中腹から下山するための連絡コース(たんぽぽコース等)」にあります。山頂や中腹の美しい景色を見に上がった初心者がベースに戻る際、コース幅が急激に狭くなるポイントや、片側が斜面になっているトラバース区間、局所的に斜度が急になる合流地点を通過しなければなりません。中上級者がハイスピードで滑り抜ける脇を初心者が横切る構造になっており、ここで転倒して恐怖心を植え付けられてしまうケースが少なくありません。
一方で、未就学児や雪遊びメインのファミリーにとっては、独立したエリア管理がなされているキッズパーク家族連れ向け施設が非常に頼もしい存在です。ゲレンデ滑走エリアと物理的にネットでセパレートされたキッズエリアにはスノーエスカレーター(ムービングベルト)が設置され、ソリ遊びやチュービングを安全に楽しむことができます。さらにセンターハウス内には暖房完備の休憩スペースや託児スクールプログラムも用意されており、「スキーを滑らせない小さな子どもとの旅行」としての満足度は極めて高水準に設計されています。