デビューわずか数年で「UNDER5 AWARD」の初代王者に輝いた衝撃から、彼らの物語は一気に加速した。若手芸人の登竜門として知られる神保町よしもと漫才劇場で連日舞台に立ち、泥臭くネタを磨き上げた年月が彼らの強靭な骨格となっている。客席の空気感を一瞬で掴み取る間(ま)の取り方は、机上の計算だけでは決して作れない。
観客の反応に応じて即座に間合いや発声を変える柔軟性。これこそがライブ空間で培われた本物の強度だ。単なる一発屋で終わる若手が少なくない中、彼らが着実に評価を高めてきた理由は、圧倒的な場数に裏打ちされた基礎体力の高さにある。