日本橋の路地裏に工房を構える小宮商店。かつて日本の傘づくりの中心地であった東京・東日本橋エリアにおいて、現在も裁断・縫製・骨への張り込みまで一貫して国内の自社工房および専属職人の手仕事にこだわり続けている稀有な存在です。
小宮商店の傘が「一度使うと他の傘に戻れない」と絶賛される最大の理由は、洋傘工房 小宮商店 伝統技術に裏打ちされた構造の美しさと機能性にあります。傘を開いた瞬間に広がる綺麗な正円のアーチ、ピンと張られた生地が風を受け流す弾力性、そして傘を閉じる際のカチリという心地よい手応えは、数ミリ単位で生地の引っ張り具合(張り感)を調整する職人の手感覚によってのみ生み出されます。
また、代表作である「かさね」シリーズに代表される小宮商店 かさね 甲州織は、山梨県富士吉田市周辺で400年以上の歴史を持つ伝統織物を使用しています。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)に異なる色糸を高密度に織り込む「先染め」の手法により、光の当たる角度で表情が変わる深い艶と立体感を実現。撥水加工だけでなく、UVカット加工も施されており、見た目の気品と実用性を極めて高い次元で両立させています。