甲子園球場が最も熱気に包まれる瞬間の一つが、天理の攻撃時にアルプススタンドから奏でられるあの重厚なブラスバンドの音色だ。特に勝負どころで鳴り響く「天理ファンファーレ」は、対戦相手にとって目に見えないプレッシャーとなり、味方にとってはこれ以上ない追い風となる。
2026年の応援団も気合十分だ。吹奏楽部と応援団、そして全校生徒が一体となった大応援団は、コロナ禍以降の全開応援の復活を経て、さらにパワーアップした。グラウンド上の選手とスタンドの思いが同調したとき、アルプスからは地鳴りのような歓声が巻き起こる。その圧倒的なアウェイ感に対戦校の投手が呑まれるシーンは、今大会でも大きな見どころとなるだろう。