特にステンレス製プレス式ハンドジューサーを使う際、ネット上で最も頻発している誤解が「レモンの切り口をどちらに向けるか」という問題です。
多くの初心者が「山の突起部分に果肉を押し当てるように、切り口を上(ハンドル側)」に向けてセットしてしまいます。しかし、これは構造上の設計意図と真逆です。正しくは「切り口を下(穴が開いている底側)に向ける」のが鉄則です。
切り口を下にして上からプレスすることで、レモンの外皮が内側にペコリと反り返り、皮の圧力によって果肉の全細胞が均等に押し潰されます。この向きで絞ることで以下の決定的な利点が生まれます。
- 果汁が飛び散らない:果汁は底部の穴から真下にまっすぐ落ちるため、目や周囲への飛散を防げる。
- 種が入らない:底部の細かいスリットがフィルターとなり、果汁だけが通過して種はカップ内に完全に残留する。
- 最後の一滴まで絞り切れる:反転した皮が果肉を完全に搾り尽くすため、絞りかすが薄皮一枚の状態になる。