マイヤーのナイフコレクションには、機能美を極めたオールステンレスの「マキシム」シリーズや、多層鋼の美しい波紋が特徴の「ダマスカス」シリーズなど多彩なラインナップが揃っています。素材や構造に合わせた個別のアプローチを把握しておくことが肝要です。
1. マイヤー オールステンレス包丁の研ぎ方
ハンドルと刀身がシームレスに一体化したオールステンレス包丁は、衛生面と堅牢性が抜群です。砥石を使用する際は、刀身と砥石の間に10円玉2枚分(約12〜15度)の隙間を均一に保ち、刃元から切っ先まで滑らかに研ぎ進めます。研ぎ終わった後は、刃先に生じた微小な金属のめくれ(カエリ・バリ)を新聞紙や仕上砥石で丁寧に取り除くことで、食材への吸い付きが劇的に向上します。
2. マイヤー ダマスカス包丁の手入れと注意点
コア材に高硬度鋼を用い、側面に美しい積層模様を施したダマスカス包丁は、研ぎ方に最も注意を要するモデルです。砥石の表面全体に刀身を寝かせすぎてしまうと、側面の繊細な模様に擦り傷が入り、審美性が損なわれます。刃先の「刃線(切刃)」部分のみに砥石が当たるよう角度をシビアに維持し、番手は#3000以上の仕上砥石を併用して繊細に仕上げてください。
3. 三徳包丁・シェフナイフの形状に合わせたストローク
万能な三徳包丁は直線的な刃線が長いため角度維持が比較的容易ですが、カーブの強いシェフナイフ(牛刀)は切っ先に向かって手首をわずかに持ち上げ、アールに沿わせて砥石へ均等に当てる技術が求められます。一部分だけに圧力をかけると、刃のラインが波打ってまな板との間に隙間ができる原因になるため注意が必要です。