ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「50代でノンワイヤーを常用すると、クーパー靭帯が伸びて胸が加速度的に垂れてしまう」という言説がまことしやかに語られています。しかし、この言説は現代の下着工学においては重大な誤解と言わざるを得ません。
かつてのノンワイヤーブラは単なる布製のハーフトップであり、バストを平面的に押しつぶすだけの構造でした。しかし現在の製品は、50代ブラジャーノンワイヤー垂れない理由として挙げられる「立体成型ウレタンモールドカップ」や「アンダーから肩へとつながる一体型ハンモックシート」が組み込まれており、ワイヤーに頼らずとも底面からバストを持ち上げる支持基盤が完成しています。
むしろ注意すべき盲点は、合わないワイヤーブラを我慢して着け続ける弊害です。バージスラインが広がっている50代が無理に細い円弧の金属ワイヤーを着けると、カップ内に収まりきらないバストの底面をワイヤーで踏みつけてしまい、かえって組織を押しつぶして下垂を助長します。また、加齢でデコルテが痩せた場合は、カップ上部に隙間ができるハーフカップよりも、上胸まで包み込む50代バスト下垂防止フルカップブラや、しなやかに曲がる痛くない柔らかワイヤーブラ50代を選ぶことが、結果として最も美しいプロポーションを保つ近道となります。