どれだけスタイリング剤を揉み込んでも、襟足や耳の後ろから飛び出す短毛にはピンによる物理的な固定が欠かせない。しかし、ただピンを乱雑に刺すだけでは、歩行時の振動や髪の重みですぐに抜け落ちてしまう。ここで役立つのが、プロが秘伝とする「ピンの逆刺し・波状固定」だ。
アメピンを使用する際は、開いた足の長い方を頭皮側に沿わせ、結び目の方向に向かって下から上へと逆方向に押し込む。さらに、ピンの先端を少し頭皮に引っかけるようにして90度回転させ、毛束の芯を巻き込みながら差し込むことで、テコの原理が働き強力なロックがかかる。波状のピン(波ピン)やスパイラルピンを併用すれば、ピンの本数を最小限に抑えつつ、外側からはピンが見えない美しい仕上がりを実現できる。