ネット上では「空港免税店なら何でも世界で一番安い」という言説が散見されますが、これは明確な誤解です。特にラグジュアリーブランドのバッグや時計などは、為替レート(円安・外貨高)の変動やヨーロッパ本国の定価設定によって、渡航先の現地ブティックや市中デパートで購入した方が税還付(VAT Refund)を含めて安くなるケースが存在します。
また、日本への帰国時ではなく「出国時」に免税店で購入した商品は、入国する相手国の免税範囲が適用されます。例えばタバコの場合、シンガポールのように1本単位で課税される国や、電子タバコの持ち込み自体が厳罰対象となるタイや台湾のような国もあります。「成田で安く買えたから」と安易に大量購入し、到着空港の税関で高額な罰金や没収の憂き目に遭うケースには十分な注意が必要です。
【プロの結論】おすすめできる人・見送るべき人の特徴
成田空港免税店の事前予約・購入をおすすめできる人:
- 普段使っているデパコス(資生堂、SK-II、エスティローダー、ランコム等)を5%OFF以上の実質割引で底値買いしたい人
- タバコや定番の酒類をまとめ買いし、直行便で海外へ向かう(または現地滞在中に消費する)人
- 空港での手続きに時間を取られず、搭乗前のカフェタイムやラウンジ滞在を満喫したい計画派
空港免税店での購入を見送る・慎重になるべき人:
- 目的地まで第三国を経由する乗り継ぎフライトで、大量の液体物(酒・化粧水)を購入しようとしている人
- 渡航先のタバコ・アルコール持ち込み免税枠が極めて厳しい国(シンガポール、タイ、オーストラリア等)へ行く人
- 現地通貨ベースの価格を比較せず、勢いだけで高額なハイブランドバッグを買おうとしている人