噂の原点となった写真集『ここから』における実際の表現領域はどのようなものだったのでしょうか。客観的な記録と当時の反響を整理します。
講談社が発表した公式データによると、本作は初版12万部からスタートし、重版を重ねて累計発行部数22万部を突破。オリコン年間BOOKランキングの写真集ジャンルでも歴代上位に君臨する金字塔を打ち立てました。撮影を担当したのは名匠・細居幸次郎氏。五島列島の豊かな自然と美しい海を背景に、思春期から大人へと移ろう無垢な表情が捉えられています。
ファンの間で大きな反響を呼んだのは、初解禁となったビキニ水着カットや、朝の光が差し込む民家での白のランジェリーカットでした。しかし、これらはあくまで健康的かつ情緒的なポートレートの範疇を逸脱するものではなく、性的な過激さを売りにしたものではありません。当時の出版記者会見において、長濱さん本人も「撮影前は緊張しましたが、地元のようなあたたかい空気の中で自然体で臨めました」と語っており、芸術性とノスタルジーが両立した傑作として評価されています。