不二家を語る上で避けて通れないのが、2007年に発覚した消費期限切れ原材料の使用問題です。当時、洋菓子の製造過程におけるずさんな管理体制が連日報道され、全工場の操業停止という未曾有の危機に直面しました。
あれから年月が経過した現在、不二家の過去の不祥事からの刷新は徹底したレベルで定着しています。山崎製パンのグループ傘下に入ったことで、業界最高水準の品質保証システムを導入。原材料の受け入れから製造ライン、出荷に至るまで、全工程で厳密なトレーサビリティと温度管理、微生物検査が義務付けられています。
さらに、各製造拠点における工場の衛生管理基準は外部監査機関による厳格なチェックを受け続けており、賞味期限の印字ミスを防ぐデジタル二重照合など、ヒューマンエラーを排除するシステムを完備。かつての教訓を糧に構築された安全管理は、食品業界屈指の盤石さを誇っています。