かつての経営危機から脱却し、現在の活況を生み出した背景には、明確な戦略転換と時代の追い風が存在します。
第1の要因は、用途規制の大幅な緩和と用地分譲の柔軟化です。当初のバイオ・基礎研究特化から、製造拠点、物流、エネルギー関連、先端ITインフラまで受け入れ態勢を拡張したことで、民間企業の進出が一気に加速しました。
第2の要因は、首都圏における大規模データセンター需要の急増です。アクアライン経由で東京都心から約1時間という優れたアクセス性と、丘陵地ならではの強固な地盤・水資源の豊富さが評価され、ハイパースケールデータセンター建設地としての引き合いが相次ぎました。
第3の要因は、官民ファンドや民間企業との連携による経営のスリム化です。ホテル・コンベンション事業は「ホテルオークラ」グループの運営ノウハウをフル活用し、赤字体質から高付加価値リゾートへと再構築に成功しました。