ネット上の攻略掲示板やSNSでは、アカウントトラブルに関して多くの俗説が飛び交っている。しかし、それらの大半は古い仕様に基づいた誤解や、根拠のない都市伝説に過ぎない。ここでは取材によって明らかになった決定的な事実を提示し、誤った認識を正す。
第1の誤解は、「直近の課金履歴スクリーンショットが1枚あれば簡単に復旧できる」という言説だ。これは明確な誤りである。NetEase Games公式への問い合わせにおいて、サポートチームが最も重視するのは「そのアカウントを最初に作成・利用した正当な持ち主であるか」という証明だ。直近の領収書は、乗っ取り犯が意図的に少額課金を行って偽造することも可能なため、決定打にはならない。真に有効なのは「最初に行われた課金の注文番号が記載されたレシート」および「初めてゲームを開始した年月日時・初期登録端末の型番」である。
第2の誤解は、「RMTで購入したアカウントでも、自分で課金を重ねれば自分のものになる」という思い込みだ。規約違反となる売買によって手に入れたアカウントは、元の所有者が「乗っ取られた」と虚偽の申請を行って運営から奪還することが構造的に可能である。規約違反の取引である以上、購入者が詐欺を訴えても公的な救済は望めず、泣き寝入りするしかない。
第3の盲点は、「フレンドに見えているプレイヤーIDと、内部的な数値ID(UID)の混同」である。ユーザー名やプロフィール画面に表示される番号だけでなく、設定画面奥に記載されているシステム固有の文字列を控えていなければ、調査プロセスは大幅に遅延する。事前のバックアップ意識の差が、有事の明暗を分けるのだ。