主審の笛が鳴り響いた瞬間から、試合の主導権を巡る激しいバトルが始まった。前半はスウェーデンが築く強固な中盤ブロックが機能し、フランスの強力な攻撃陣を完全にシャットアウト。サイドからの打開を図るフランスに対し、決定的な破綻を許さない北欧の組織守備がゲームのテンポをコントロールした。
しかし、勝敗を分けた決定的な要因は後半の修正力と個の圧倒的な打開力にあった。フランスは中盤のプレス強度を一段階引き上げ、セカンドボールの回収率を向上させる。一瞬の隙を突いた高速カウンターから泥臭く奪った先制ゴールが、重苦しい均衡を破った。敗れたスウェーデンも終盤にかけて怒涛の猛攻を見せたが、枠を捉えた決定的シュートはフランスの守護神に阻まれ、ホイッスルが鳴り響いた。