世界中のメディアが最も注目したのが、2人がどのようにして惹かれ合ったのかという馴れ初めの真相です。大谷翔平選手が単独インタビュー(『Sports Graphic Number』等)で明かした証言によると、最初の接点は味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の廊下でした。
大谷選手は「すれ違いざまに挨拶してくれたのが最初。彼女は『すれ違ったっけ?』という感じでしたけれど(笑)」と回想しています。トップアスリート同士が集う閉ざされた鍛錬の場で、形式的な会食や知人のセッティングではなく、競技に打ち込む日常の延長線上で自然に出会ったという事実は、きわめて象徴的です。
交際がスタートしたのは2020年前後と目されていますが、当時ロサンゼルスと日本という完全な遠距離恋愛。大谷選手の徹底したプライバシー管理もあり、極秘裏に愛を育んでいました。関係者の取材によると、2人は電話をつなぎながら同じお笑い番組やドラマを同時に再生して感想を語り合うなど、派手なデートとは無縁の「飾らない時間」を共有していたといいます。
大谷選手が結婚を決断した理由として挙げた「一緒にいて気を使わない」「価値観が近く、食事のタイミングや睡眠のリズムが驚くほど合う」という言葉は、競技を極限まで突き詰めるプロ同士だからこそ共有できた深いリスペクトと安心感を物語っています。