下関で最高の格式を誇る名店といえば、伊藤博文がふぐ食を解禁した舞台であり、日清講和条約の締結地としても知られる春帆楼 下関本店です。高台から関門海峡の絶景を一望できるこの老舗は、国内外の賓客をもてなしてきた歴史と風格を備えています。
春帆楼の評判を決定づけているのは、薄造りでありながら強いコシと甘みを感じさせる「てっさ」の職人技です。絵皿の模様が透けて見えるほど繊細に引かれた菊花盛りは、視覚と味覚の双方を圧倒します。伝統の自家製ポン酢は、橙(だいだい)の爽やかな酸味と本醸造醤油が絶妙な調和を見せ、ふぐの繊細な風味を極限まで引き立てます。
特別な会食や記念日利用であれば、個室の事前予約が必須となります。特に紅葉シーズンから年末年始、白子の時期にあたる週末は数ヶ月前から予約が埋まるため、旅行日程が決まり次第、早い段階での手配をおすすめします。