プロ入り後の海田が主戦場としたのは、強打者がひしめくパシフィック・リーグの激震地帯だ。力勝負だけでは通用しない猛者たちを相手に、彼は独特の腕の角度と多彩な変化球を駆使して立ち向かった。サイドスロー気味のフォームから繰り出されるスライダーとシンカーのコンビネーションは、相手打者にとって極めて厄介な残像を残した。
オリックス・バファローズの投手陣が苦境に立たされたシーズンでも、ブルペンのドアが開けば背番号47が迷わず駆け出す。酷使を恐れず、どんなイニングでも役割を全うするタフネス。首脳陣からの絶対的な信頼を勝ち得た背景には、徹底した自己管理と準備の美学が存在していた。