日本丸メモリアルパーク徹底攻略|重要文化財の魅力と総帆展帆の全貌

日本丸メモリアルパーク徹底攻略|重要文化財の魅力と総帆展帆の全貌

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パークを訪れたら絶対に見逃せないのが、帆船日本丸の船内探訪です。外観を眺めるだけでなく、甲板に足を踏み入れれば、1930年(昭和5年)に神戸製鋼所で進水し、半世紀以上にわたって1万1,500名以上の実習生を育て上げた航海練習船の息遣いが伝わってきます。

見学ルートは、実習生が寝起きした生徒居住区から、重厚な木製家具が残る士官サロン、厳かな船長公室、操舵室、そして巨大なディーゼル機関室まで、驚くほど広範囲に公開されています。狭い通路や急な階段を昇降しながら当時の船乗りたちの過酷かつ誇り高い日常を追体験できる仕様になっており、小学生から海洋ファンまで知的好奇心を刺激されます。

そして、日本丸が年間を通じて最も輝きを放つ瞬間が、すべての帆を広げる「総帆展帆(そうはんてんぱん)」です。原則として4月から11月にかけて月1〜2回程度、日曜日や祝日を中心に開催されます。この作業は機械ではなく、登録された約80名もの市民ボランティアの手作業によって行われます。号令のもと、マストをよじ登り、29枚すべての白帆が青空を埋め尽くしていく様子は、現場に居合わせた誰もが息をのむ大迫力です。祝日などには登檣礼(とうしょうれい)や、国際信号旗を船首から船尾まで飾る「満船飾(まんせんしょく)」が実施されることもあり、写真愛好家にとっても絶好のシャッターチャンスとなります。

船を降りた後に立ち寄りたいのが、併設された「横浜みなと博物館」です。横浜港の歴史と役割を体験型展示や大型シミュレーターで学べるだけでなく、アンクルトリスの生みの親として知られる画家・イラストレーターの作品を収蔵した「柳原良平アートミュージアム」が常設されています。海と船をこよなく愛した柳原氏の温かみのある切り絵や油彩は、硬派な海洋展示に心地よいアクセントを加えています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。