日本放送協会(NHK)に入局後、近江友里恵氏が頭角を現すのに時間はかからなかった。全国的な人気を決定づけたのは、地理や歴史の奥深さを探究する人気番組『ブラタモリ』での起用だ。タモリの鋭い考察やマニアックな知性に気負わず寄り添い、時に見せる天真爛漫なリアクションは、バラエティ番組の要素を含んだ同番組に絶妙な温もりをもたらした。
その後、朝の看板情報番組『あさイチ』のメイン司会に抜擢。タッグを組んだ博多華丸・大吉の二人との軽妙かつ思いやりに満ちたトークは、朝の視聴者の心を掴んで離さなかった。スタジオの突発的なアクシデントにも動じない確かなアナウンス力と、共演者の魅力を引き出す自然体の立ち振る舞い。彼女はまさに、NHKの未来を背負うトップアナウンサーの一人だった。