紫外線で目が痛い!夜間の激痛と角膜炎の治し方・応急処置まとめ

紫外線で目が痛い!夜間の激痛と角膜炎の治し方・応急処置まとめ

今注目を集めている 紫外線で目が痛い!夜間の激痛と角膜炎の治し方・応急処置まとめについて、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

ドラッグストアに駆け込んで「目が痛いから」と適当な市販目薬を購入することは、火に油を注ぐ行為になりかねません。ここには一般ユーザーが陥りやすい致命的な落とし穴が複数存在します。

市販目薬の「爽快感成分」と「防腐剤」の罠

「充血を一刻も早く取りたい」「スッキリさせたい」という心理から、メントール成分を配合した超クール系目薬や、血管収縮剤(塩酸テトラヒドロゾリンなど)を含む目薬を差してしまう人が非常に多く見られます。しかし、角膜上皮が傷ついている患部に高濃度のメントールを滴下するのは、傷口に塩を塗りたくるような行為です。

さらに深刻なのが、一般的な市販目薬に含まれる防腐剤「塩化ベンザルコニウム」の存在です。健全な角膜であればバリア機能で防御できますが、上皮が剥落している角膜に防腐剤が接触すると、細胞毒性によって新生した角膜上皮の再接着が阻害され、角膜障害が長期化する「薬剤性角膜症」を併発します。選ぶべきは必ず「防腐剤フリーの人工涙液」、もしくはヒプロメロース配合の単回使い切りタイプです。

「曇り空だから大丈夫」「UVカットコンタクトをしているから安心」という油断

気象庁および環境省の観測データによれば、薄曇りの日であっても快晴時の約80〜90%、雨天であっても約30%の紫外線が地上に降り注いでいます。特に雲が多い日は、雲の粒子による紫外線の散乱(乱反射)によって、一時的に快晴時よりも強い紫外線が全方位から照射される現象すら確認されています。

また、「UVカット機能付きコンタクトレンズ」を装用しているからと過信するのも危険です。コンタクトレンズは黒目(角膜)の中央部こそカバーしますが、白目(結膜)や周辺部の角膜輪部は完全に露出しています。紫外線によって結膜が炎症を起こせば、結膜炎からくる目の奥の痛みや重度の充血は防ぎきれません。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。