新型コロナワクチンの接種をめぐる最大の環境変化は、費用の公費負担制度の終了です。6回目接種が行われていた時期は「特例臨時接種」として全額国費で賄われていたため、窓口での自己負担は原則無料(0円)でした。
しかし、2024年4月以降は予防接種法上の「定期接種(B類疾病)」へと完全移行し、以下のような枠組みで運用されています。
・定期接種の対象者:65歳以上の高齢者、および60〜64歳で特定の重度基礎疾患(心臓・腎臓・呼吸器機能障害など)を有する方
・実施時期:秋冬の年1回
・費用負担:自治体による公費助成が入り、窓口での自己負担額は概ね数千円〜7,000円前後(自治体や所得区分により減免措置あり)
・定期接種対象外の方(一般の任意接種):全額自己負担となり、医療機関によって異なるものの約15,000円前後の実費が必要
かつてのように「誰もが無条件で無料接種を受けられる」時代から、個人の健康状態と費用対効果を見極めて選択するフェーズへと定着しています。