「自分を表現し、他者と調和しながら生を全うする」。教団の根幹をなす「人生は芸術である」という第一義は、自己表現と神への帰依を同義と捉える独特の人生観に基づいている。日々の苦悩や病を単なる不幸と切り捨てず、個人の生き方の偏りを矯正するための「神示(神からの知らせ)」と読み解く教説は、戦前戦後の混迷期において庶民の心を強く引きつけた。
この思想の源流は、大正期に結成された「ひとのみち教団」に求めることができる。戦時下における当局からの苛烈な弾圧と解散命令という苦難を経て、1946年にパーフェクト リバティー教団へと改称・再出発を果たした。初代教主である御木徳一が打ち立てた基礎は、宗教行為を生活そのものの美徳へと昇華させる近代新宗教の新しい地平を開いた。